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連載コラム

天才鬼才インタビュー
カントクたちがAVを撮る理由

第63回 イタカ・スミスリンパウダー(前編)
「撮影現場で毛ジラミが発覚」

監督

痴●および媚薬物のAVのパイオニアのメーカーといえばナチュラルハイ。1999年にソフト・オン・デマンドのグループレーベルとして発足し、現在も多くのファンに支持されている。今月は、同社の看板監督であり代表取締役社長でもあるイタカ・スミスリンパウダー監督に登場してもらった。数々の斬新なアイデアの作品が生まれる理由、痴●AVを演出するにあたってのこだわりおよびノウハウなどが明らかになった。

──ナチュラルハイといえば、趣向を凝らした痴●作品で知られますが、なかでも今月のスカパー!アダルトで放送される『海の家中●し痴● 2016』(VENUS)は豪華ですね。

「ウチのメインの監督が全員参加で撮ってるんです。レモンハート中島、櫻井バニラ、ジャケン小玉、タナカ・ベーコン。ウチではめったにこういう作り方はしないんですが、昔売れていたシリーズを7〜8年ぶりに撮ったので、タイトルに『2016』ってくっつけたんです」

──解放的な気分のなか、声我慢の状況などもあって女の子が興奮していく姿がたまらないですね。

「海の家のお客さんが普通にごはんを食べてる、その死角でハメられてるというスリルに、視聴者さんも興奮すると思います」

──もう1本、イタカ監督作品の放送があります。レッドチェリーの『「バイブを固定されたまま・・・」抜き取れず、連れ回され、白濁汁を垂らして即イキする敏感娘』。この見どころを監督の言葉でお願いします。

「この作品の売りは、タイトルにあるようにバイブをパンツに固定され、野外を連れ回されるスリリングな映像です。カフェ、コンビニ、ゲーセンなどを連れ回されて、誰かに見られていそうな状況で女の子がだんだん興奮してくる。最後はラブホテルや男の部屋でのSEXシーンになるんですが、そこでもさらに前戯でじらされ、興奮は最高潮に。そしてチ●ポの先端が入った瞬間に即イキするんです」

──ダレ場のない連続した攻めの展開がいいですよね。あと、イタカ監督の作品は、だいたいお漏らしにこだわってますよね。

「はい。僕自身がハメ潮とかお漏らしが好きなんですよね」

──この作品では、2人目のOLが滝のような激しいお漏らしをしていて、もう質量が最高で、さっきここ(ナチュラルハイの社屋)に来る前にこれを鑑賞して抜いてしまいましたよ。

「ははははは。ありがとうございます。ムチムチした体も最高ですね」

──さて、次は監督ご自身のことを伺っていきたいんですが、まずこのパンクな監督名の由来から教えてください。

「スミスリンパウダーって知ってます?」

──はい。毛ジラミを除去するやつですよね。

「そうです。AD(助監督)時代ですから、17〜8年前のことです。『痴女10人隊』というナチュラルハイの人気シリーズがありまして、現場で監督から、攻められ役の男優として『お前出ろ』といわれたんです」

──社風的には、拒否できないですよね?

「いやぁ、そのときは、『最近股間が痒いんで、よろしくないです』って答えたんですよ。実際すごく痒かったし」

──まだ、毛ジラミとはわかっていなかった?

「そうなんです。女優さんが『私が見てあげる』って。そしたら『いる!』って叫ぶんですよ。肉眼でもわかるくらいの毛ジラミがいて、すぐにスミスリンパウダーを買いに、薬局に行ったんです」

──毛ジラミは風俗嬢からもらったんですか?

「もう覚えてないんだけど、そうだったと思います」

──AD時代の武勇伝としてはバッチリですよね。それを監督昇進の際に命名してくれたのは、当時の先輩監督ですよね。ばば★ザ★ばびぃ監督かとっちん監督?

「ばば先輩と、とっちんさんと、ガンジャよしのさん(現・ダンディよしの)の3人の監督に付いてたんですけど、命名は、とっちん監督だと思います」

──そもそも、イタカ監督がAV業界入りしたきっかけは?

「ばば★ザ★ばびぃ先輩が地元の知り合いで、当時ばば先輩はディープス(AVメーカー)の社員だったんです。ブラブラしてるんならバイトしないか? って誘われて、マジックミラー号シリーズで女の子をナンパする手伝いから始めたんです」

──その当時は何歳?

「24〜5歳ですね」

──ブラブラしていたということは無職だったんですか?

「本当に何もやってなくて、パチンコで生活してるみたいな感じでしたね(笑)」

──将来何になろうなどのビジョンはあったんですか?

「何もなかったんです」

──AVのAD仕事は楽しかったんですか?

「ただ普通にバイト感覚でした。1回の現場で1万5千から2万円もらってました。最初はマジックミラー号のナンパ物が多くて、名古屋とか地方ロケにも遊び感覚で行ってましたね」

──遊びに行く感覚とはいえ、ADだから仕事がきつくて、つらいことも多かったでしょ?

「自分が付いた監督は現場では厳しいですけど、そんなに……きつい思いをした記憶はないですね」

──それは恵まれた環境だったのかもしれないですね。

「野外の撮影だと、常に周りを気にしてピリピリ緊張してたから、精神的には疲れましたけどね」

──野外露出物はだんだん世間の目が厳しくなってきましたから。

「都内ではなかなか撮れなくなったから、山のほうに行くようになりましたね」

──話は戻りますが、ADから監督になった経緯を聞かせてください。

「ばば先輩の下でいろいろ教わっているうち、『ちゃんとAVやるんならメーカーを紹介するよ』ってことで、(ナチュラルハイを設立した)とっちんさんを紹介してもらい、社員として入ったんです」

──ばば監督ととっちん監督は古い友達同士ですよね。

「そうです。当時はとっちんさんと、ガンジャよしのさんと僕しかいなかったんです。今より狭い社屋で、僕はそこに住んでもいました」

──どこかにアパートなど借りてなかったんですか?

「そのときはなかったんです」

──でも、ずっとブラブラしてた人が、社員としてマジメに働き続けられるようになったのはすごいことですよね。

「監督になってから、AVの撮影が面白いと思うようになったんですよね」

──監督デビュー作というと?

「2001年の『青空ぶっかけサークル 笠木忍』です。まだVHSテープの頃ですね」

──イタカ監督が考えた企画を、じゃあ撮ってみろよ、という運びになったんですか?

「そうです」

──ここのメーカーも、ADが自分で企画を考えて採用されて、やっと監督になれるという形ですか?

「基本はそうですね」

──昔から、潮吹き、お漏らしなどが好きだったんですか?

「昔はそういう嗜好はなくて、監督として撮り始めてから好きになったんです。でも、野外露出系はもともと好きでしたね」

──あまりAVを見ている若者ではなかった?

「そうですね。風俗で抜くことのほうが多かったですね。お金がないときはピンサロ。パチンコで大勝ちするとホテトルを呼んだり」

──イタカ監督はどういう女の子が好きなんでしょう?

「ぽっちゃりしたロ●系が好きなんですよね。初めて監督した笠木忍なんて、まさしく好みですね」

──だから、痴●物の主人公も、圧倒的に女子●生が多いんですね。

「そういうことですね」

──女の子の肉体的にはどこが好きですか。

「今は胸よりもお尻が好きですね。胸はそんなに巨乳じゃなくて、乳首がピンク色なのが好きですね」

──コスチュームでいうと、やはり女子●生の制服が好きですか?

「そうですね。ロ●系の女子●生が素材としては一番好きです」

──セー●ー服、ブレザー、いろんな制服ありますけど、イタカ監督が一番好きなのは?

「お嬢様系私立校のセー●ー服が一番好きですね。でも、バリエーションをつけるため、4人登場するものだったらいろんな制服の女子●生を狙います」

──それは髪形も含めてバリエーションいろいろのほうが嬉しいです。だいたいの痴●物はナチュラルハイが元祖で、亜流の作品は「ナチュラルハイのパクリだ」といわれることが今日まで多いですよね。

「まあ、すぐにパクられますね。ウチがまだシリーズ2本しか出してないのに、パクったメーカーは第3弾まで出してたり」

──パクられることに関してどう思ってるんですか?

「最初は嫌だったんですけど、ウチは長い歴史があるし、注目もされてるし、売れている物がパクられるのはしょうがないと思ってます」

──エロの演出で、これを見たいから撮りたいというビジュアルは?

「何だろうな……一番興奮するのは女のイキ顔ですかね」

──媚薬物をAVに定着させたのも実はイタカ監督なんですよね。それはイキ顔に興奮するからということで?

「そうですそうです。媚薬でエロいイキ顔を見せるのが面白いと思って」

──媚薬物の第1弾はいつ頃撮ったんですか。

「2003年の『これが噂の痙攣薬漬け水着モデル』です」

──そんな前になるのか。これ、もはや長寿シリーズですね。

「今年2月には『痴●OK娘』とコラボした『痴●OK娘×これが噂の痙攣薬漬け水着モデル 中●し合体スペシャル 最凶コラボ2枚組 豪華版』も出しました」

──女の子がイキすぎて失神してヤバいなどという事態もあったんですか?

「イキすぎて、しばらく動けなくなっちゃったコとかいましたね。でもこれは、女の子の体を第一に考えて撮ってます」

インタビュー後編は、ナチュラルハイ作品の購買層や、熱心なユーザーの声が反映されて実現したシリーズ物の話、そして痴●物のAVはどうやって作られているのかなど、興味深いトーク満載でお届け。痴●されて失禁する描写へのこだわりなどなどをお楽しみに!


Profile
イタカ・スミスリンパウダー

1974年千葉県生まれ。中学卒業後はパチンコ漬けの生活を続けていたが、1999年、ばば★ザ★ばびぃの誘いでマジック・ミラー号シリーズに参加。2000年、ナチュラルハイに入社。2001年『青空ぶっかけサークル 笠木忍』で監督デビューを果たす。2003年『これが噂の痙攣薬漬け水着モデル』で、媚薬物ジャンルのパイオニアとなる。


文・沢木毅彦
さわき・たけひこ 1961年生まれ。フリーライター。AV草創期よりAV専門誌にレビュー、取材記事を寄稿。月刊誌、週刊誌、WEBで細々と執筆中。香港映画と香港街歩きマニア。ビールは香港の海鮮屋台で飲むサンミゲル(生力)とブルーガール(藍妹)が最好。
twitter:@berugiisan


放送情報
今月のイタカ・スミスリンパウダー監督作品はこちら


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